知って得する豆知識

事例紹介

2023.07.02

税務署は時として功労者?

先日、税務調査で10万円の使途不明金が見つかりました。

交際費として処理されていたのですが、領収書も振込明細もなく・・・

調査官は「このままだと経費として認められませんよ。お金の行き先を探します。」と言ってその日は帰っていきました。

私は経理に確認したのですが、よくわからない、とのことでしたので「社長に確認して下さい。」と言って帰りました。

するとその夜、経理が社長に突然土下座し、「私が横領しました。」と泣きついたそうです。

次の日調査2日目、昼休みに社長からその事実を聞かされました。

その時に私たちは慣れていますが、一般の方には「税務署の言葉は重いな」と改めて思い知らされました。

ただ会社にとってはこのあと横領もなくなり、これでよかったんでしょうね。

後味の悪い調査になってしまいました。

▼今すぐこちらからお問い合わせください▼

LINEでお問い合わせ

この記事を書いた人

松岡 靖浩Yasuhiro Matsuoka

業界歴32年現場一筋の税理士。税理士として銀行、税務署対策用の決算書を作成する一方、ノンバンクでは証券会社や公認会計士から送られてくる決算書を確認。粉飾決算、隠れ負債が無いか、決算書の裏の裏まで知りつくしたプロである。現在週に5~6件の個別相談を行い、中小企業の企業再生が可能かどうかを経営者と話し今後の方向性をお伝えしています。

この記事に付けられているタグ

この記事をシェアする

  • Line