知って得する豆知識 税務に関する時事的な問題の解説、他では聞けない経営の失敗談、成功談、税務事件簿、税務調査官の失言集など税務に関するさまざまな話を紹介していきます。

日本政策金融公庫での禁句

ここ2ヶ月の間に新規開業の方で日本政策金融公庫(以下「日本公庫」という)に融資の相談にいかれ、ことごとく失敗してそれで泣き付いて相談にこられたケースについて御 紹介します。

先月は飲食業の方、今月は地域に根ざした保育園を経営しようとした方、ビジネスモデルについてはあえて伏せておきます。しかし2人の方に共通 する失敗、つまり国 金で言ってはならない「禁句」を2人の方は言ってしまいました。その「禁句」とは ?

日本公庫には「新規開業特別貸付」という融資制度があります。要件は自己資金のことと同じ企業で6年以上又は同業種で通 算10年以上勤務すること等です。この要件を 満たして事業計画書を作成して日本公庫の窓口に行きます。私もこの2人の事業計画書を見せてもらいましたが、内容は決して悪くはありません。しかし2人とも自己資金の所で引っかかってしまいました。

それは2人とも自分のお金はほとんどなく、知人や スポンサーに借りて自己資金と日本公庫には言うのです。しかし日本公庫の見方は所詮、借入としかみてくれず、自己資金とはみてくれないのです。スポンサーは「お金は出世払 いで返してくれればいい」ということみたいですが、日本公庫は「それならば資本金として自己資本に組み入れて下さい」というのです。

よって資本金に入っていないと自己 資金とはみてくれないのです。結局1回失敗してしまうとその情報は日本公庫に残りますので、すぐにまた行くというのは非常に難しいことになります。

また商工会議所のマル経融資でも新規開業向けのものが始まりました。このメリッ トは日本公庫に直接いって融資の相談に行くと保証人の問題があります。しかしマル経融資の場合は商工会議所が保証人となり(但し経営指導を受けることが要件)日本公庫に案件をあげてくれます。よって保証人がなかなかみつからない方はぜひ1度商工会議所 に相談に行ってみて下さい。

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