知って得する豆知識 税務に関する時事的な問題の解説、他では聞けない経営の失敗談、成功談、税務事件簿、税務調査官の失言集など税務に関するさまざまな話を紹介していきます。

私、浮気しちゃいました。

近所に毎月いっている床屋さんがあります。店の人も非常に気さくで仕事も丁寧で 料金も2,400円で非常に気に入っていました。
しかしある日から料金を1900円 に値下げしました。多分、最近話題の1,000円カットに対抗しようと思って値下げ して客数を増やそうと考えたのでしょうが、結果は以下の通りです。

1.カットする従業員が4人いたのですが、2人辞めました。
2.カットする従業員が2人になったので待合室にお客さんの待ち時間が1時間半ほどにもなり、その結果、サービスを受けないで帰ってしまう人が多数発生。
3.当然売上は下がるだけ。人件費は下がっても家賃、光熱費等固定費は変わらないので利益は減少。
4.結果、料金をもとに戻しました。

以上がこの4ヶ月の結果です。私も1時間半は待てなかったので今回は他の床屋さんでカットしてもらいました。(これでは10年以上も通 っている常連も逃げちゃう よー)

今回の件で問題点はなんでしょうか?

1.料金を下げてやることが変わらないのにもかかわらず、給料の手取りが減り、社 員のモチベーションが低下した。
2.売上、利益の減少
3.固定客の流出

これでは無印良品がユニクロに対抗して値下げをした時に既存客は逃げ、ユニクロ の客も引き込めず赤字に転落して社長交代、という構図と全く変わりません。

1,000円のカットハウスは10分でカットだけ、1分100円。2,400円の床屋さんは約45分。つまり1分で53円。1900円でやろうとしたら約35分。つまり何らかの方法で10分短縮できなければやっても意味がないことになります。
床屋さんにも客層があります。カットだけでいい人、顔まで剃ってもらいたい人、髪のアドバイスやマッサージを受けたい人、様々です。それによって料金もまちまちです。

私がよくクライアントにいうのですが、製造業、飲食業は原価計算をするのになぜかサービス業は行っている所が非常に少ないのか疑問です。ちなみに私も行っています。

今のデフレ時代は売上を上げるよりいかに利益を出すかが非常に重要です。もう 一度みなさんも原価計算してみて下さい。そして単価が上げられない顧客に対しては 切る勇気も必要だと思います。

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