知って得する豆知識 税務に関する時事的な問題の解説、他では聞けない経営の失敗談、成功談、税務事件簿、税務調査官の失言集など税務に関するさまざまな話を紹介していきます。

え、日本公庫が貸してくれた。それも無担保、無保証人で

事例1.

環境機器メーカー 創業2002年12月 資本金300万円これとは別に代表者が同じ関連会社あり 創業10年状況 債務超過、税金の未納があまりにも大きく国税局の管理化へ、信用保証協会付き融資もリスケをして金利のみの支払。

よくある別会社を作るケースです。誰が考えても関連会社で借りるのは無理。新会社で申し込みに行っても関連会社の話も聞かれるのは当たり前。そこでこのケースで私が行った手順をお伝えします。

1.関連会社で行ったこと

 (1) 国税局へ出向き、今後の支払方法を説明
 (2) 銀行に出向き今後分割して返済できる計画書の作成

ポイント
 (イ) 税金も滞納と分納では違います。どうせ日本公庫で聞かれるのだから、すでに、いつ国税局の誰と分納の話がついています、と言ったほうが信頼されます。
 (ロ) 銀行に金利だけだと信用保証協会に代位弁済されてしまうかも。たとえ何万円でも元金返済すれば公的資金の入っている金融機関はなかなか貸し剥がしはできない。

2.新会社で行ったこと

事業計画書の作成。

 ポイント
 (イ) 技術屋はどうも技術の説明は得意。しかしビジネスはお金になってナンボ。だからどこで製造し、月間何台製造できるのか、原価はいくらか、販売価格はいくらか、どういうチャネルを引くか、そして販促は。これが具体的にうたわれていないとダメ。
 (ロ) もっと重要なのは販売契約書、ないしはメールでもFAXでもいいから受注書をもらって添付すること。これ重要。特にブランド力のあるところ、ないしはブランド力がなくても財務状況のよいところ。逆に日本公庫が調べてくれるから相手のこともよくわかるよ。今回の場合は契約書を交わすまで日本公庫にはいきませんでした。

3.私が行ったこと

日本公庫も飛び込みで借入の申し込みに来る所はほとんど貸せない所ばかり。だからたまにアンケートが来る。それにしっかりと答えると向こうから話が聞きたいと日本公庫の人がやってきます。これがチャンス。ここで担当者をゲットしちゃう。
そこで今では板橋支店でも東京23区のクライアントなら紹介できるようになりました。案件がある時はその担当者宛に税理士の紹介状をつけてしまう。これ効果絶大。担当者もポイント高いみたい。今回ももちろん紹介状つき。

以上ですが、これで今回は新規開業の貸付制度を利用して300万円、無担保、無保証人で借入できました。

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