知って得する豆知識 税務に関する時事的な問題の解説、他では聞けない経営の失敗談、成功談、税務事件簿、税務調査官の失言集など税務に関するさまざまな話を紹介していきます。

経営で一番大事なものは〇〇!

皆さん、経営で一番大事なものはなんだと思いますか?

 

ノウハウ?

営業トーク?

戦略?

人脈?

コミュニケーション能力?

 

これも全て必要ですよね。

しかしこれって皆、経営者が考えたり、勉強したり、動いて手にいれるもの。

 

私の税理士業界30年の経験で言うと、一番大事なのは

これをやるかやらないか、つまり経営者のマインドが一番重要。

 

勉強すると決めても3日坊主、これじゃ成果でないですよね。

よく研修会あると思うのですが、参加しているのが社員、これも多いです。

 

本当は経営者がまず勉強しないと。

こういう会社の特徴は「もっとできる社員がいてくれたら」が口癖。

 

私からするとその人雇ったのあなたでしょ、ということ。

 

まずは経営者が勉強して、それをみて社員とシェアして社員も勉強する、

これ理想ですね。

 

前回のブログで成果のでた経営者に習いにいったが同じような成果のでる人は

10%位、という話をしました。これもマインドが違うから。

 

これ以外にもいくつか事例をあげます。

 

【事例】 売上見込みで高級外車を購入して会社倒産

 

この会社、税金の滞納が凄かったのですが、私の紹介でノンバンクを利用して

4,000万円滞納税金を全額支払い完済。

収益力だけあったので地銀さんは滞納が無くなったら2,000万円プロパー融資をする約束をしてくれていました。その後本当に2,000万円融資してくれたのでその2,000万円をノンバンクに返済。そして地銀さんが信用保証協会を通じて5,000万円の融資に成功。残りのノンバンク2,000万円を全額返済し、手元に3,000万円残る。

 

これでしっかりやっていけるだろうと思ったら翌月その会社に伺ったら玄関にベンツが

とまっていました。来客かと思いきや、社長が購入したとのこと。

 

まだ7,000万円の借金があるのでダメですよ、と言ったのですが、翌月にはナナハンバイクがとまっていました。

 

これを私は「あると使っちゃう病」と言っています。

 

結局はノンバンクも呆れてしまって3年後に滞納税金の立替払いをしてほしい、と頼まれたのですが、結局断わられ、そのあと自己破産しました。

 

これも完全にマインドがいかれていますね。

 

一言で言うと「慢心」です。そのあと売上が上がると思っていたのですが、不思議なものでこういうことをすると意外に本業もダメになることが多いです。

 

結論から言うと、いい車を乗っても運転手が悪いと事故を起こす、ということですね。

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